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かみやなぎあきらの官能小説もどき

フルタイムで働きながら官能小説家としてデビューも狙っているかみやなぎです。ひとまずの目標は毎日更新です。

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「陵辱マンション34 一人、帰ろう」

 「け、圭祐は知ってるの?私が管理人に襲われたこと・・・まさか、圭祐は最初から知っていたの?」

 知るのが怖い・・・でも、達也にすがりつくようにして聞いていました。

 「女からそういうことをするってことは聞いていたと思う・・・でも、本気にはしなかっただろうな。気を引くために言ってるんだろうって・・・」

 そんなことを言われても、まだ相手の女に会っていたのです・・・いままでの結婚生活がすべて偽りのように思えてきました。どうして、どうして・・・・

 「今日は色々あって疲れただろう・・・もう、寝ろ。俺は上にいるから」

 立ち上がって部屋を出ようとする達也の手を握りました。少し冷たい手でした。

 「今は傍にいて欲しいの・・・お願い・・・」

 一人だといろんな意味で怖いのです。誰にも求められない、必要とされていない、愛されていないようで・・・

 でも達也は首を振りました。

 「今日はやめよう。おやすみ」

 一人、部屋に残されました。


 一人で考えても何も解決しないことはわかっています。圭祐に会って、ちゃんと話さないといけない・・・でも、会って何を言えばいいのか・・・

 もし、達也の話が事実なら別れるのか、それともやりなおせるのか、私自身まったくわかりませんでした。圭祐は私がレイプされたと聞いたら、それを理由に離婚を迫ったのでしょうか。もし、相手に子供ができていたら・・・きっと、やりなおせない。

 やっぱり一人だと考えすぎて眠れません。時計の秒針の音がやけに聞こえます。この部屋の上にいてる達也のことを思いました。

 初めてのセックスは達也の部屋だったな・・・

 ご両親が留守の日曜の午後でした。達也は慣れていて、私はただ身を任すことしかできませんでした。あっという間に服を脱がされ、肌の上を這う達也の唇に、自分の身体じゃないみたいに感じていました。全て、達也が初めてでした。本当に好きだった・・・けれど別れてしまった。

 私が一方的に別れを告げ、大学に行った時、どうして達也は追いかけて来てくれなかったのか・・・もしあの時に1度でも会って話ができればまた違った結果になっていたのかも知れないのに・・・意地を張った私を、怖がっていた私を、ほんの少しだけでも慰めてくれたら・・・

 私は布団から起き上がって、部屋を出ました。

 寂しいから・・・そうかもしれません。でも、他の誰かならこの夜は一人で過ごすことを選んだでしょう。でも、今傍にいるのは達也なのです。

 階段を上がります。付き合っていた頃は何度も来た部屋。

 もし達也が眠っていたら、マンションに帰ろう・・・

 そう決めて、ドアはノックせずに開けました。部屋は常夜灯が灯っていて、ベッドの中に達也がいるのがわかりました。そっと傍に近づいて顔を覗きました。目は閉じていて規則的な寝息が聞こえます。

 何度もこのベッドで達也の寝顔を見たなあ・・・

 懐かしさとともに涙がこみ上げてきました。

 「・・・ありがとう、達也。私、やっぱり帰るね」

 圭祐とのことはやはり私自身で考え、決めなければなりません。そこに達也を巻き込んではいけないのです。

 眠っている達也の頬に軽く触れた時、手首を掴まれました。

 「帰るなよ」



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