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かみやなぎあきらの官能小説もどき

フルタイムで働きながら官能小説家としてデビューも狙っているかみやなぎです。ひとまずの目標は毎日更新です。

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「三姉妹 三女 真美子7」

あ~、やっぱり機嫌が悪い。どうしてこの日に機嫌が悪くなるんだ。

 と真美子は心の中で悪態をついた。

 「佳美、今日は遠藤君が来るんだから、間違ってもそんなこと言うんじゃないわよ」

 珍しくおだやかな美登里が怖い声を出した。

 「はいは~い。私、もう少し会社に電話しなきゃいけないから、用意できたら呼んで」

 キッチンを出て行く佳美の背中を見ながら、真美子は美登里に言った。

 「何、あの態度。仕事の電話しながら酒飲むんじゃないって言いたいわ」

 けれども、美登里は聞こえていないのか険しい顔をしていた。

 「みー姉ちゃん?聞いてる?」

 「あ、ご、ごめん。ちょっと考え事してたの。佳美は・・・仕事、辞めたほうがいいんじゃないかしら。あの調子じゃあ、・・・」

 おだやかでのんびり過ごしていて、滅多に人の生き方に口出しすることがない美登里が佳美に対して厳しいことを言っている。

 「え・・・?みー姉ちゃんがそんなこと言うなんて・・・よし姉ちゃん、そんなに仕事大変なの?」

 真美子の問いかけに一瞬、驚いたような表情を見せたが、次の瞬間にはいつもの美登里の顔に戻っていた。

 「ああ、ちょっとね。疲れているみたいだったでしょ?」

 この前に佳美を見かけたときに、横にいた男性は会社の人だったのだろうか?土曜日の朝に出かけなければならないほど、忙しいのかな・・・

 「あら、もう4時半よ。そろそろ遠藤君くるんじゃない?」

 美登里がそう言ったとき、玄関のチャイムが鳴った。

 ドアを開けると、花束を持った遠藤が立っていた。スーツを着ている。

 「ちょっと早かったかな・・・コレ、どうぞ・・・」

 綺麗なピンクのバラだ。初めて花束をもらった真美子は嬉しくて、美登里や佳美がいてなかったら抱きついていたところだ。

 「あ、ありがとう・・・遠藤君、スーツ、よく似合っているね」

 滅多に見ることができないスーツ姿に見とれてしまっていたが、遠藤の表情は曇っていた。

 「あのさ、真美子、話があるんだ・・・」

 「何?」

 「俺、今日は・・・」

 話しかけたとき、遠藤の後ろから子供の声が聞こえた。

 「ママ~!ただいまぁ!」

 遠藤の足元から和也が走りこんできた。続いて男の声も。

 「ちょっと買いすぎたかな・・・あ、こんにちは。え~っと、真美子ちゃんの彼氏?」

 辰夫が声をかけてきた。

 「あ・・・はじめまして、遠藤と言います」

 「へえ~、かっこいいねえ。玄関で話もなんだし、あがったら?」

 将彦も由香を抱っこして入ってきた。

 「あ・・そうよね。あがって、遠藤君」

 真美子はさっき遠藤が話しかけたことが気になったが、花束と久しぶりに会えたことで舞い上がっていた。

 テーブルにはもう料理が並べられており、真美子は遠藤の隣に座った。

 「あら、もう始めるの?早くない?」

 佳美が部屋から出てきて、真美子の正面に座った。顔がほんのり赤く、酔っ払っているのがわかる。真美子は嫌な予感がした。

 「じゃあ、真美子ちゃんの就職を祝って・・・って、遠藤君もだな。では、二人にかんぱ~い」

 将彦の声で、それぞれのグラスを上げた。真美子も遠藤のグラスと乾杯をしようと、横を見ると、緊張した表情をした遠藤がいた。

 「遠藤君、どうしたの?」

 いきなり姉や義兄たちに会ったのだから、落ち着かないのかと真美子は思っていた。

 「いや・・・真美子、後で話があるんだ・・・」

 「・・・わかった」

 久しぶりに遠藤に会えて、いろいろ話したいことがある。仕事のことや二人のこれからのこと。次のデートは遠藤に休みをとってもらおうと考えていた。

 「でも~、真美子もよくスーパーなんかに決めたわよね~。土日休めないのに」

 大きな声が真美子の幸せな気分を切り裂いた。佳美だ。

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コメント


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遠藤君、何を言い出すのか気になりますね。
次回も楽しみにしてます。

一点、また「美登里や佳美がいてなかったら」といてるが出てきましたね。 全体が関西弁調なら良いのですが、ずっと標準語で来て「いてる」が出てくるとガクッときます。
揚げ足を取るようで申し訳ありませんが、より精度の高い小説を期待しています。

ひこ | URL | 2013-03-22(Fri)13:01 [編集]


ひこさんへ

いつもありがとうございます。

すいません・・・
いや~気をつけているつもりなんですが
どうしても「いてる」って書いてますね。
「いてる」→ 「いる」
「いてない」→ 「いない」
ですね。

そもそも私の中でこの「いてる」っていう言葉が方言だっていう認識がないのが
問題なんですね。う~ん。

また、方言がでていたらご指摘お願いします。

かみやなぎあきら | URL | 2013-03-24(Sun)17:38 [編集]


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