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かみやなぎあきらの官能小説もどき

フルタイムで働きながら官能小説家としてデビューも狙っているかみやなぎです。ひとまずの目標は毎日更新です。

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「三姉妹 三女 真美子9」

 真美子は突然言われた別れの言葉を何度も頭の中で繰り返しながら、家に帰った。

 理由は?仕事のせい?休みが合わないから?私が何度もメールしたから?

 いや・・・違う。

 玄関を開け、リビングを覗いたが誰もいなかった。そういえば子供たちと男性の靴がなかったので、どこかへ出かけたのだろうか。せっかく開いてくれたお祝いの席が台無しになったな・・・真美子はそう思いながら自分の部屋に戻ろうとした。

 部屋に入ろうとしたときに隣の部屋から話し声が聞こえた。

 「まだ、あの人、別れてないの?佳美、あなたやっぱり騙されてるのよ」

 美登里の声だ。

 騙されてる?

 「違うわよ!・・・ちょっと揉めているだけで・・・ちゃんと奥さんと別れるっていってるもの・・・」

 佳美の声も聞こえる。

 「・・・あなたが好きな人と幸せになるならって、あんなことしたけど・・・ねえ、辰夫さんとのこと、もう一度考え直したら?」

 「なによ、いまさら被害者づらしないでよ。お姉ちゃんだって楽しんでたじゃない。渡したお金で借金も返せたんでしょ?もう、私のことに口出ししないで!」

 「佳美・・・」

 ドアを開けた。美登里と佳美が驚いたように真美子を見た。

 「何?みー姉ちゃん、借金って?よし姉ちゃんと何かあったの?」

 真美子の知らないところで何がある。

 「・・・あんたには関係ないわよ・・・」

 佳美はあれからまた飲んだのだろうか、顔が赤い。美登里が慌てて間に入った。

 「ちょっと・・・ね。まみちゃん、遠藤君は?話できた?」

 遠藤君・・・

 「・・・ふられた・・・」

 「え?どうして?」

 どうしてって・・・どうしてって・・・・!

 「そんなの決まってるじゃない!よし姉ちゃんのせいよ!」

 溜まっていた思いが飛び出してきた。

 「よし姉ちゃんが酔っ払ってあんなこと言うから!せっかく今日久しぶりに遠藤君と会えたのに、あんな余計なこと言って!」

 涙が出てきた。遠藤の前では我慢していた感情が二人の姉の前であふれ出してきた。

 「よし姉ちゃんなんか、大っ嫌い!」

 「まみちゃん・・・」

 美登里が何か言いかけたが、最後まで聞かずに自分の部屋に飛び込んだ。

 よし姉ちゃんが悪いんだ・・・あんなこと遠藤君に言うから、別れることになったんだ・・・

 溢れる涙をぬぐうこともせず、真美子は遠藤を失った悲しみと佳美への怒りで身体を震わせていた。



 大切な人を失っても時間は止まってはくれない。次の日からはいつものように慣れない仕事をこなし、疲れて家に帰る。大型連休で忙しいほうが真美子には良かった。遠藤のことを少しでも忘れられるからだ。でも、携帯はいつも持っていて、彼からの連絡がないか確認していた。

 佳美とはあの日以来話もしていない。美登里は何度か電話があった。心配しているのがわかったが真美子はそっとしておいて欲しかった。佳美と美登里の間に何かあった事は感じていたが、今は自分自身のことで精一杯、人のことまで考える余裕はない。


 ただ目の前の仕事をこなしているうちに、岡田と約束した飲み会の日が近づいていた。


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更新遅くなってすいません・・・
FC2にログインできなくて、焦っていました。

濡れ場ないねえ(笑)
もう少しお待ちくださいね。






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