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かみやなぎあきらの官能小説もどき

フルタイムで働きながら官能小説家としてデビューも狙っているかみやなぎです。ひとまずの目標は毎日更新です。

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「三姉妹 次女佳美13」

 「ああ、山本くんも来るわよ。よし姉ちゃん、もう余計なこと言わないでよ」

 前の彼氏のことを言っているのだろう。

 「わかってるわよ。それに私は禁酒中ですから」

 あ、そうだったか、と真美子が言った。

 「禁酒中の人に悪いんだけど、よし姉ちゃんにはお酒の買出しお願いするね。私は山本君と食材を買ってくるから」

 「え?山本君にも手伝わせるの?悪くない?」

 二人で休みを合わせたのだろうか?しかし、今家に車はない。一人でお酒を買って持って帰れるか心配だった。

 「車だしてもらおうと思って。悪くないよ。明日はご馳走するんだもん。よし姉ちゃんには助っ人呼んでいるから。もう前で待ってるから早く用意してよ」

 助っ人?美登里姉さんかな?そう思いながら佳美はもう1度携帯を見た。メールは無かった。


 「ねえ・・・よしねえ、いつも携帯握ってるけど、誰かのメール待ってるの?」

 真美子が佳美の手の中の携帯を見つめた。

 「あ、ああ・・・、うん、そう。でも、来ないもんよね・・・仕方が無いんだけど・・・ついつい見ちゃうの」

 「ふ~ん、メール来ないんだったら電話すればいいじゃん。会いたいんでしょ?」

 佳美は、真美子は今幸せな恋愛をしていると感じた。会いたいと言って断られる怖さを知らないのだ。佳美から別れを告げた相手に、また会いたいとは言えなかった。

 「なかなか・・・そうもいかなくてね・・・さあ、買出し行ってくるわ。真美子は何か飲みたいものある?」

 「う~ん・・・日本酒かな?ちょっと辛目の・・・」

 「真美子、日本酒飲めたっけ?」

 ついこの間まで学生だったのに。

 「山本くんが好きでね。最近、ちょっと味がわかるようになったの」

 「へえ~、じゃあ山本くんにも日本酒でいいわね?真美子ももう出るの?鍵ちゃんとかけておいてよ」

 玄関で靴を履きながら、真美子に言った。

 「わかった。私、今日は山本くんと外で食べるから。よし姉ちゃんもゆっくりしてきていいよ~」

 「ゆっくりって言ったって、美登里姉さん、夕方には帰らないと駄目でしょう?私は今日も一人でごはんかな~」

 一人ならたぶん今日も食べないだろうな、と思いながら玄関を開けた。

 「でも、そうならないと思うよ~」

 真美子が悪戯っぽくつぶやいたことが、玄関の前に停められた車を見てわかった。

 「・・・え?・・・どうして?」

 「二人でデート、楽しんでおいでよ。遅くなっても心配しないからね~」

 その車は辰夫は乗っていた車だった。運転席には本人が乗っている。

 「ちょっと、どういうこと?」

 「よし姉ちゃんがやつれてきてるの、心配してるんだよ・・・美登里姉ちゃんも私も。辰夫義兄さんも。いいじゃん、気分転換に二人で出かけてきなよ。あ、ちゃんとお酒は買ってきてね」

 真美子は佳美の背中を押すと、じゃあ、楽しんできてね、と言い残し、ドアを閉めた。

 
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