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かみやなぎあきらの官能小説もどき

フルタイムで働きながら官能小説家としてデビューも狙っているかみやなぎです。ひとまずの目標は毎日更新です。

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やりたい盛り 21


 チーフの言っているように陽一の頭は混乱していた。こんな写真をわざわざ本人に見せるのは脅すことの何者でもない。狙いはなんだ? やっぱり祐美か? それとも金か?

「その写真とデータやるから、お前の女とやらせろよ」

 予想通りのことをチーフは言った。

「そ、そんなの駄目に決まってるじゃないですか!」

「へー、そうなの? じゃあ、これ明日にでも店にばら撒こうかなあ。いや、それともお前の女の会社に送ってもいいんだぜ? それとも相田さんのところのほうがいいか?」


 なんてこった。


 今になって陽一は自分のしでかした過ちの大きさに気づいた。相手が独身ならまだ祐美に浮気を責められるだけで済むが、相田は既婚者だ。相田にも迷惑をかけるし、下手をすれば相田の旦那に訴えられかねない。

 写真をつまんでいる指先が震え始めた。

「いや……、それは、困ります……」

 陽一は両膝に手をつき、深々と頭を下げた。

「すいません! それは困ります!」

 チーフが金といえば金を用意する気でいた。

「なに? お前、彼女は大事にしたいし、お前自身も無事でいるつもりなの? それは都合よすぎってもんじゃないかい?」

「すいません! 金、金なら用意しますんで」

「ふざけんなよ! 俺が金目的だと思ってんのかよ!」

 ものすごい声が陽一の頭に降り注いだ。

「すいません、すいません!」

 どうすれば……、俺はこの先ずっとチーフに脅されるのか? 祐美には……、相田さんにも……

 両膝に額をつけたまま、まとまらない考えがぐるぐると巡っていた。

「……お前の彼女が駄目なら、こいつ、この女とやらせろ」

 え?

 陽一が顔をあげると、チーフの指は股から白いものを垂らしている女を指していた。
 

「岡本君から誘ってくれるなんて、嬉しいわ。どこに連れて行ってくれるの?」

 助手席に相田を乗せ、陽一は車を走らせていた。

「……ちょっと行ってみたいところがあって……」

 時間は十時過ぎ。店からそれほど離れていないラブホテルに行く予定だ。もちろん陽一が行きたい訳ではない。チーフの命令なのだ。

「ふーん、でも今日仕事休みだった? チーフも休みじゃなかったっけ?」

「え? ええ、チーフに無理言って変えてもらったんです。相田さんに会いたかったし……」

 嘘だ。本当ならもう会いたくなかった。あの写真を見てわかった。どこで誰が見ているかわからない。

 そうとは知らない相田は陽一の太ももに手を置いた。

「嬉しい……、私も会いたかったの」

 きっと今相田の目は潤んでいて、モノ欲しそうな顔をしているのだろう。でも陽一は見れなかった。

 やばい……、できるかなあ

 股間で小さくなったままのモノを感じながら、陽一は不安になった。

 目的のホテルが見えてきた。


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