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かみやなぎあきらの官能小説もどき

フルタイムで働きながら官能小説家としてデビューも狙っているかみやなぎです。ひとまずの目標は毎日更新です。

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「初めては先生と」18

カーテンの隙間から射す朝の光で目が覚めた。

 昨日はあのまま眠ってしまったようだ。

 真理子は服を着ていることに気がついた。下着も履いている。

 (・・・着せてくれたのかしら・・・)

 身体の上に昨晩の名残は見つけられなかった。服を着替えて、部屋をでた。

 キッチンからいい匂いがしている。

 「・・・おはようございます・・・」

 中では、和明が朝食を作っていた。

 「あ、真理子先生、おはようございます。昨日はよく眠れましたか?」

 (昨日は・・・)

 昨晩の行為が思い出されたが、目の前で目玉焼きを焼く和明を見てるとあのことは夢だったのかと考えてしまう。

 「・・・昨日はベッドが違ったからか・・・夢を見ました・・・」

 「夢?どんな夢ですか?」

 和明が料理する手を止めて、真理子を見た。

 「男性が一緒にいる夢です。でも彼は私を見つめながら誰か違う人を見ているようでした・・・卵、焦げそうですよ。」

 慌ててガスの火を消し、目玉焼きを皿に移した和明は、つぶやいた。

 「私も、昨日は久しぶりに夢を見ました・・・」

 話しながらサラダを盛り付け、スープを温めていた。

 「・・・亡くなった妻が出てきました。出会ったころの姿で。」

 ちょっと涙声になった和明の横顔をじっと真理子は見つめた。

 「・・・そうですか。奥様は何か言ってましたか?」

 「いいえ・・・あ、私の名前を呼んでくれました・・・真理子・・・せんせい・・」

 スープが煮立っている。いい香りがキッチンに広がった。真理子の方を向いて和明は言った。

 「・・・すまない。ありがとう。・・・トオルのこと、まだお願いしてもいいですか?」

 真理子は昨日とは違う和明の瞳を見つめた。

 「・・・はい。大学合格まできちんと。そろそろトオルくん、起こしてきますね。」

 何か言いたそうな和明を残して、真理子はキッチンを出た。


 「トオルくん、朝よ。起きなさい。」

 髪には寝癖がつき、半分お腹が出ている。あまり寝相はよくないなあ、と思いながらトオルの肩を真理子は叩いた。

 「んん・・・あ、真理子せん・・・せ・・・」

 寝起きも良くなさそうだ。

 「もう7時よ。お父さん、朝ごはん用意してくれてるから、一緒に食べよう?」

 んん~と言いながらまた眠ろうとするトオルの布団をひっぺはがした。

 「・・・うわ!寒!」

 「早く起きる。予備校行く時間まで勉強するんじゃないの?」

 ねぼけた目で真理子を見ながらトオルが甘えた声をだした。

 「・・・じゃあ、先生がキスしてくれたら起きる・・・」
  
 

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